【展示会レポート】AI/IoT関連 ものづくり ワールド@名古屋

【名古屋】ものづくり ワールドに参加しました。 
なお、上記リンク先(リードジャパンが運営)は早くも来年の開催案内に変わってます。

今回は、見学のメインであった、AI/IoT関連の見学結果、コメントです。

・AI/IoTの取組み際の入り口はどんなことが必要か
・現状の普及状況
の調査がメインでした。
結論から言って、まだまだ曖昧でよくわからない世界と感じました。

専業として新規参入した会社さんは、春先からの本格展開が全くできておらずに、初めての展示会参加とのことでした。AIエンジンを独自でお持ちのようですが、実績が少なく、データの取得からの一連の流れが明確ではありません。興味を示したお客様と相談しながら構築していくようです。

商社機能からデジタルデータビジネスに参入した会社もありました。導入実績をリアルタイム表示してました。稼働状況のモニタです。仕組みとしてのおおまかな流れは実現しているので、前後の工程拡大での広がりに期待ができます。前工程としては、得意分野以外の工法の設備稼働情報とのリンク、後工程としては、取得蓄積していく情報の活用です。いろいろな絵姿が想像できる事例でした。

大手の機械メーカによる、生産管理モニタリングに関してもご説明を聞きました。生産加工時の物理量(温度や圧力など)もモニタリングしているシステムと認識していましたが、あくまでも稼働のモニタリングで、まさに、生産管理(計画や実績、現状稼働情報)のシステムです。加工物理情報も収集蓄積できるシステムにまで拡張できれば、技術的価値の高いIoT、更にはAIへと進化できます。そのための技術的拡張検討がハードルとなりそうです。まさに、当事務所がお手伝いできる部分です。

CAE関連の会社さんでは既に、Webセミナも運営しています。ちょうど数日前にWebセミナを聴講させていただいた会社さんが出展されてましたので、取締役の方とそれらの今後に関して意見交換しました。DXの活用への知恵を絞った会社にビジネスチャンスが出てくるでしょう。

総じて、まだまだこれからの世界ではあるが、入り口の整理整頓に技術コンサルのビジネスチャンスがあると感じて帰ってきました。

菅内閣のデジタル政策がそのようなものになるのか、興味あるところです。
しばらくぶりで政治が身近にあると感じています。