日本の危機、日本の未来

昨日の日経朝刊に、シーメンスのデジタルビジネスの件が、「未来の工場」は変幻自在とのタイトルで掲載されていました。事例としてはポルシェの電気自動車車用新設工場ではクルマの搬送はコンベアではなく、AGVによるとありました。将来、ライン構成を変える際も、コンベアに縛られることなく、AGVのプログラムで自在に変えることができます。

検討のキー・テクノロジーがシーメンス社だというわけです。

シーメンスの企業戦略には目を見張るものがあります。ここ10年ほどの企業買収での事業拡大で、今やNXもシーメンスの技術情報ビジネスの基幹システムとなってます。シーメンスは重電機器のハード・メーカでしたが、あっという間に製造情報IT関連のTOP企業となったと感じています。フランスのダッソー・システムズと世界2大巨頭となりました。

シーメンスがあったから、インダストリー4.0が施策されたのか、インダストリー4.0に呼応して、あるいは乗っかってシーメンスのビジネスプランができたのか、いずれにしてもドイツの底力を感じます。

それに引き換えて、「ニッポン、ヤバく無いか?」というのが、率直な意見。

ブロブのカテゴリーを追加しました。当初、【日本の危機】とするつもりでしたが、【日本の未来】にしました。