人とくるまのテクノロジー展2023 NAGOYA 

2023年7月5-7日に開催された 「人とくるまのテクノロジー展2023 NAGOYA (主催:公益社団法人 自動車技術会)」に関して、数回に渡りレポートします。

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まずは、大会概要から。

愛知県副知事の古本伸一郎氏

展示会のスローガンが、「英知を集結しよう!カーボンニュートラル、その先の循環型社会へ」とあるように、脱炭素を全面に掲げた展示会でした。
ことしの名古屋は、会場を例年のポートメッセなごやから、中部国際空港内の愛知県施設のAichi Sky Expoに移しての開催でした。
愛知県の古本副知事のご挨拶、テープカットのセレモニーに参加しました。
出展社数約300社、うち半数強が初出展ということで、ポストコロナの活動再開を強く印象づける展示会でした。
なお、入場者数は横浜の約64,000名に対して、その4割程度の約25,000名でしたが、出展していた方の所感として当地のOEMやTierが多数リアル参加していたとのご意見でした。

新技術搭載車展示

NAGOYAのオリジナル企画「新技術搭載車展示」として各社の新技術搭載車の実車9台が展示してありました。(写真:出典は自動車技術会WebSite)

カーボンニュートラル対応新しめのクルマ3車種をレポートします。

MAZDA CX-60 Biofuel

マツダからはバイオ燃料対応のディーゼル車が展示してありました。
マツダは広島大学・東京工大とともに微細藻類の研究を進めています。

2018年に地場の産学官連携組織と(株)ユーグレナと共同でバイオディーゼル燃料の地産地消バリューチェーン構築を開始し、2020年から実証走行を継続しています。
展示車両はこの実験車と推察されます。

MAZDA CX-60 Biofuel

2035年以降のEUで新車販売可能なエンジン車は、e-Fuel限定で、バイオ燃料車は認められていません。

バイオ燃料が豊富な南北アメリカには適しているでしょう。

HINO DUTRO Z EV

日野自動車の1トン積の商用バンです。
既に600台納入済みです。

展示車は、かつてのトヨタ自動車のヤマト専用バンのように運転席からのウォークスルー仕様です。
他に、トラックスタイル等も発売しています。

BEV特性を見てみましょう。

モータ最高出力50kW 
バッテリー容量 40kWhで走行距離150km(WLTC)

と 控えめな仕様です。

HINO Fuel cell electric heavy-duty truck

FCEVの25トン大型トラックです。
さすがに巨大でした。
70MPaの水素タンク6本を搭載し、約600km走行可能です。

トヨタ自動車との共同開発車です。

展示パネルを撮影してきましたのでご参照ください。

この大型FCEVを使用し
5月17日から関東地区で実証走行実験中です。
参画の4社 ヤマト運輸/アサヒグループジャパン/西濃運輸/ネクスト・ロジスティクス・ジャパン

なお、HondaとIsuzuも共同で大型FCEVトラックを開発中ですが、今回は展示されていませんでした。

個別のコンサルティングサービスでは更なる詳細や今後の方向性などを解説いたします。
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