水素エネルギ社会(2)中国政府 FCV開発に奨励金

燃料電池自動車開発の周辺をウロウロとしていたこともあり、水素エネルギ活用には一定の興味を持っていました。活用拡大には、どちらかと言えば懐疑的でしたが、エネルギ政策全般を見てみると一定の可能性があるかもしれないと思い、継続ウォッチング中でした。以下の記事をご参照ください。

次世代車の普及
トヨタ 中国で燃料電池車の共同開発会社設立
トヨタのFCVがやり玉に?
水素エネルギ社会(1)

この9月に入ってから、急激にこの周辺報道が増えていますので、数回にわたり記事にまとめます。

中国政府が、水素燃料自動車(FCV)開発企業への奨励金制度を導入すると報道されています。中国は従来、EV普及を後押ししており、購入補助金をドライビングフォースとしていたところですが、補助金削減とともに普及も伸び悩んでいます。一方昨年来、トヨタ自動車は、中国の国策的自動車メーカはじめ複数の会社との連携を深めてました。ちょうど一年前にも、政府系の大手自動車メーカ2社とのFCV連携に関する新聞発表がありました。政府系2社との連携を同時発表することから、中国政府の方向性が垣間見えていましたが、今回の報道で、その方向性が明らかになりました。

これにより、中国がEVとFCVの二本柱での推進が明確になりました。言葉悪く言えば、両にらみの推進で、リスク分散したとも言えます。

FCVはその搭載効率から、乗用車よりもむしろ、大型車、あるいは船舶に向いていると言われます。次回はこの辺りをまとめます。