水素エネルギ社会(9)洋上発電の今後の見通しと水素エネルギ社会

水素エネルギ社会の直接の話題からは離れますが、CFRPの用途の話題で触れましたので、洋上発電に関しての情報です。

風力発電における洋上の位置づけですが、設置場所の確保・低周波騒音問題・大型化による発電効率の面で、洋上発電が拡大しています。ヨーロッパでは偏西風で安定的な発電が見込めることもあり、大西洋に面した国を中心に洋上発電が盛んです。圧倒的にイギリス、ついで国土の狭いベルギーとの発電順位です。フランスではあまり見られなかったところですが近年着手した状況です。

大型の洋上発電はプロペラ型です。その羽根は、航空機の翼よりも大きいもので、欧州のCFの用途のトップが風力発電用となる次第です。

さて欧州の風力発電事業、
実は住友商事、三菱商事、丸紅などの日本の総合商社が参画しています。
次世代のビジネスを見据えての参画でしょう。既に丸紅は、秋田県沖に風力発電風車軍の設置を始めており、2022年供給開始の予定です。秋田洋上風力発電株式会社という会社で、総発電量140MWの国内初、欧州の発電事業2か所分に相当するスケールです。丸紅は、電力販売会社の丸紅新電力も設立しており、その事業とも親和性が高いものと見られます。

表は、三菱商事の欧州風力発電事業(同社プレスリリースより

以下の写真からは住友商事の事業にアクセスできます。

住商主体のコンソシアムも秋田沖の事業化を計画しているようです。
2020年5月にプレスリリースされています。

なお、風力発電は発電量が安定しないことが最大のデメリットですが、余剰発電時の電力で、水の電気分解から水素を作り貯蔵するという、水素エネルギ社会も想定されます。蓄電池貯蔵と比較した際の総合的な効率はどちらが高いのでしょうか?

さて、

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