自動車メーカー(OEM)の展示から、3社を紹介します。特にトヨタ自動車は、クルマは一切展示しておらず、内容もクルマではなく、社会システムへの投げかけという興味深いものでした。なお、先報の展示会概要とこれからのクルマは以下からご参照いただけます。

人とくるまのテクノロジー展2025 「概要」「これからのクルマ」

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トヨタ自動車 社会課題への取り組み

自動車から離れ、社会課題としての
 ◆サーキュラーエコノミー ~持続可能な社会実現のための技術~
  ◆社会課題解決 ~地域社会のニーズに応える技術~

の2テーマでの展示でした。クルマの展示はなく、パネルでの説明です。

◆サーキュラーエコノミー

・トヨタが考えるサーキュラーエコノミー

・資源循環を推進するための廃車リサイクル技術
・解体しやすい車両構造
・古衣料リサイクル材活用防音部品
・自社回収ペットボトルのシート表皮へのリサイクル

KINTOなど、クルマを長く使う方向であり、新車販売収益から、長く使うクルマの周辺のビジネス化も狙っていると考えられます。
易解体はハードupdateが容易になるとのことです。サーキュラーエコノミーとして、まさに循環経済でのマネタイズ化・収益化を狙ってます。

社内およびグループ会社の社内で回収したPETボトルを再生して繊維を作製します。これまでは国内のランクル250のシートファブリックに使用していましたが、新たに、北米4Runnerでも使用を始めたとのご説明でした。

◆社会課題解決 

SmartGOTO=地域のMaaSを地域情報端末としても活用
DRIVE RECORDER119=緊急時に通信型ドライブレコーダ情報をもとに消防・救急車両を緊急配備へ

日産自動車 まもなくLv4自動運転の実証を開始

横浜・名古屋両会場ともに使用予定の車両が展示されていました。

以下は会場提示の日産の自動運転の歴史解説パネルです。

今年秋 みなとみらい地区で約20台での実証実験が開始されます。

経済産業省・国土交通省が主催『レベル4モビリティ・アクセラレーション・コミッティ』

日産が取り組んでいる各種の自動運転技術を以下に整理します。

・日産先進技術開発センター・シリコンバレー
・英国での自動運転研究プロジェクト「evolvAD」
・イギリスのAIスタートアップ Wayve と提携、カメラ+AI=LiDARや高精度地図に依存しない

三菱自動車 ヤマハと共同開発 こだわりのリビング

ヤマハと三菱自動車の共同開発で、OUTLANDERに適するようにチューニングしています。ヤマハプレミアムサウンドを国内車で初採用です。

以下は展示会場で掲示されていた説明パネルです

ヤマハは中国からプレミアム車載オーディオに参入しました。
以下の当社レポートも参照してください。

ヤマハのカーオーディオ戦略が素晴らしい 海外調査で気づく日系の強さ

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