日本自動車輸入組合(JAIA)公表のデータを基に、定期的に HyundaiとBYDの電気自動車(BEV)の日本での販売動向をレポートしています。
2025年11月までのデータがまとまりました。 Hyundai・BYDのこれまで、あるいは、他メーカーのBEV販売台数のレポートは以下からご参照ください。 

販売台数 | 次世代モビリティと脱炭素のセミナー・コンサルの「技術オフィス Tech-T」 

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日本のEV普及率は依然として低く(新車販売の約2.8%)、ハイブリッド車が主流で、Hyundai・BYDともに著しい伸びには至っていない状況です。
 補助金活用や大幅値引き、新モデルの投入と両社とも虎視眈々と市場参入の機会を狙っていますが、今の日本においての価格・充電環境・ハイブリッド文化という「三重の壁」の突破が大きな課題となっています。

Hyundai 前年比170% 

本年4月から増加傾向に転じたのは、新車種INSTERの投入によるものと推察します。 

INSTERは全長3825mm×全幅1610mm×全高1575mm
ホイールベースは2580mm。
2023年11月に日本発売された「KONA」よりも、ひとまわり小さいサイズです。
立体駐車場や狭い道での取り回しに便利で、補助金活用で安価で購入できるため、EV初心者や都市部の若者、ファミリー層に受け入れられています。

出典:Hyundai Webサイト

BYD 前年比171% 

 5月、6月急激に増加しています。9月には過去最高の単月799台を記録しました。
大幅値引き+補助金による価格競争力、モデルラインアップの拡充(ATTO 3・DOLPHIN・SEAL・SEALION)、ディーラー網と試乗体験の強化、安全性・デザインの訴求販売ピーク期のキャンペーンといった要因が複合的に作用した結果です。

出典:BYD Webサイト

ATTO3の試乗ビデオはこちらから 

まとめ 

日本での2025年11月までの販売台数は、 

・Hyundai 941台  前年比171%
・BYD 3,420台  前年比170%

Hyundai、BYDとも今春より潮目が変わってきたような雰囲気があります。
BYDは、2023→2024→2025年(1–11月)で段階的に加速。2025年は5月・6月に単月最高を連続更新し、年累計も前年(2024)をすでに上回るペース。
Hyundaiは、2023・2024の通年から着実に積み上げ、2025年(1–11月)は前年通年比で大幅増。2025年6月以降月間100台超が続くなど、安定的に増勢。

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