SDGsへのモチベーション

なぜ、SDGsに着目しているかのご説明です。いわば、私のSDGsに対する、動機・モチベーションです。

環境対応技術の側面で次世代自動車を見てみると、どんな動力機構、エネルギー源であれ共通項として車体の軽量化の必要性があげられます。ハイブリッドであろうがモータであろうが、また、電池であろうが水素であろうが、ガソリンの継続使用であろうが、とにかく車体を軽くすることは重要なポイントです。

一方、私が長きに渡ってかかわってきた樹脂や成形加工は、アゲインストの風の真っただ中にいるような状況になってます。

次世代車軽量化のため欠くことのできない、そしてメインともなるソリュ―ジョンは今や悪者の代表にもなりつつある「樹脂」の活用です。

このことをSDGsの17の目標に当てはめると、13のために14がトレードオフになるわけです。なお軽量化ではありませんが、別のソリュ―ジョンである化石燃料からの置き換えは、7にも通じるところがあります。水素エネルギー社会がそれに相当するでしょう。何やら複雑に絡み合います。実は、SDGsの総括説明ではそれぞれの目標は相互に影響しあうものであろうことが明言されています。それは時には背反的に作用することも認めています。SDGsは、アバウトな指針でもあるので、そのような際の対策方法までは記されていません。また、SDGsは、たとえばEUの自動車に対する二酸化炭素排出規制のような罰則はありません。これらを私なりに解釈すると、知恵出して頑張ってやってほしいな、という、アバウトな目標に見えてきます。

強制されず、知恵を求められる分、面白みがあるように思えるのです。

SDGsへの理解を深めるためここ数日いろいろと調べてましたが、何やら、怪しげな魑魅魍魎がいるようです。SDGsの本質ではなく、役に立つ情報でもありませんが、次回は夏の怪談として、この魑魅魍魎のお話をする予定です。

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