水素エネルギー社会(46)水素の海上輸送

3月16日、東京ビッグサイトで開催されているスマートエネルギーWEEK/脱炭素経営/サーキュラーエコノミーEXPO(主催:RX Japan株式会社)を見学&取材しました。

今回は、水素の海上輸送に関する展示を2つ紹介いたします。

1つはHySTRAの液体水素輸送実験船、もうひとつは川崎重工が開発中の海上輸送船です。
もちろん、実船の展示ではなくモデルです。

展示会に関しては、スマートエネルギー展(2023年3月@東京)も参考にしてください。

水素ガスを冷却することで体積を1/800とし、輸送効率を確保します。
低温液化のガス輸送としては、すでにLNGがありますので、その技術ベースとなりますが、最も軽い元素の水素ですので、液化温度も低く、かなりのハードルアップとなります。
水素の液化温度は-253℃と、ほぼ絶対零度の世界です。天然ガスの液化温度は、-162℃です。

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<液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」>

主体となったのは、技術研究組合 CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(HySTRA) です。
構成する会社は以下です。

昨年、オーストラリアから液体水素を輸送した実験船のモデルが展示されていました。

この実験データを参考に、川崎重工で運搬船を開発中です。

世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」(写真出展:川崎重工)

<川崎重工 水素運搬船>

川崎重工の水素関連ビジネス関連のブースの一角にモデルが展示してありました。

4万立米のタンク4個、計16万立米の運搬です。
モデル手前のもう一つのモデルは、前述の「すいそ ふろんてぃあ」です。

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