水素エネルギー社会(47)水素エンジン車の実現性は?

2023年5月28日の富士スピードウェイで、液体水素を搭載したトヨタ自動車の水素エンジン車が24時間を完走しました。

さて、水素エンジン車の実現性はどうなのでしょうか?

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先日開催された株主総会では、市場走行試験を開始した水素エンジン車の実車が展示してありました。説明員の方に液体水素搭載なのか高圧ガスタンク搭載なのか、今後の課題などを伺いました。

液体水素エンジン車について

以下はトヨタ自動車ニュースリリースからの引用です。

このための移動式液化水素ステーションは岩谷産業とトヨタ自動車にて共同で開発されました。

水素の搭載方法は、液体水素がいいのか、高圧水素タンクがいいのか?

昨年は、高圧水素タンクを搭載した車で出場しています。

水素は液化することで、常温体積に比べて1/800となり、搭載効率上は圧倒的に有利です。一方で、-253℃以下でキープする必要があります。市販した場合、液体水素は容易に入手し、充填できるのでしょうか?

当社の周辺にも以下の写真のように水素ステーションが増えてきました。これらは、高圧水素ですので、液体水素は供給できません。

水素エネルギー社会(3)イワタニの水素ステーション 取材

水素エンジン車は脱炭素に貢献するのか?

答えはノーです。
一見、電気自動車と同様で環境にやさしいクルマのように感じてしまいます。
しかし、電気自動車が発電時のエネルギーに依存するように、水素エンジン車もその水素の由来によります。

水素エネルギー車は日本の未来に貢献するのか?

答えは現時点ではノーです。
日本国内での再生エネルギーによる発電が不十分で、結果として国内での水素製造は限定的です。今の石油や天然ガスと同様に海外からの輸入がメインとなります。エネルギー安保の視点でも、日本の安全には貢献しません。

以下の写真は、日本に水素を輸入するための水素輸送船です。

世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」(写真出展:川崎重工)

川崎重工で開発検討中の水素輸送船(写真出典:川崎重工)

水素エネルギー社会(46)水素の海上輸送

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