【限定公開】トヨタ株主総会 株主向け展示 詳細とコメント

トヨタ株主総会に関しては、以下のようにレポートしています。

【速報】 トヨタ自動車株主総会 出席
トヨタ株主総会出席 続報

今回は、株主総会と併催されていた株主向け展示の紹介とコメントです。

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======== 前半は一般公開内容と同じです。========

トヨタ会館での開催でした。株主総会開催の本館大ホールからは、大きな立体駐車場を挟んだ位置で、徒歩5分程度でしょうか?
展示会開催に関しては、株主総会中に一回触れられた程度で、大きくは広報していませんでした。
次の写真はトヨタ会館のパンフレットですが、この左手下にある、展示車をすべて、全方位戦略説明用の実車に入れ替えてありました。

会館とスタッフの方にお話を伺いましたが、株主向け展示は初の試みだそうです。

その割には、展示は大規模です。トヨタ会館を1週間臨時休館にしての設営(&撤去)です。

全方位戦略を示す6車種の実車が勢ぞろい

案内のパンフレットのように、ショールーム正面には、実車がずらりと並べてありました。

入り口からは次の写真のような風景でした。

退任される内山田会長に敬意を表して ~初代プリウス展示~

入ってすぐ左手、前述の展示6車種の向かいには、初代プリウスが展示してありました。

トヨタとしては、カーボンニュートラルの本格展開のクルマでもあります。
HEVの累計採算台数は既に2000万台を超えており、トヨタの主張する通りに、温室効果ガスの削減には多大な貢献です。

ただ、残念ながら、ここ数年で始まった世界のBEV競争の視点からは、過去の削減量への貢献は話題性に欠けるところです。
「さあ、わが社は、あるいは、我が国・地域は、大々的に炭酸ガス発生の抑止車両に取り組みました、それが、炭酸ガスを一切出さないBEVです。」との主張が優勢になります。

======== ここまでは一般公開内容と同じです。========

展示されていた6車種

カーボンニュートラル対応の全方位戦略、最近はマルチパスウエイとの呼称がメインとなってます。
マルチパスウエイを実践している、あるいはこれから実践する6車種の実車展示です。

HEV、PHEV、BEV、FCEV、水素エンジン車、CN(カーボンニュートラル対応)エンジン車の合計6車種です。

うち(手前の)4車種は市販車です。クラウン、プリウス、ミライ、Lexus RX450eです。

このスライドは、セミナーでの説明用スライドの一枚です。
6車種に対する、現状課題やトヨタの本気度などは、各種のセミナーで解説してますので、よろしければご聴講ください。

水素エンジン

市販車のエンジンを改造した市場走行可能な試験車が展示してありました。

もっとも人が集まっていました。
ちなみに、皆さんがお持ちの紙袋には、「お土産」のプリウスミニカーや
本 トヨタ「家元組織」革命 世界が学ぶ永続企業の「思想・技・所作」 が入ってます。

ボンネットフードを開け、エンジンの改造状況も確認できました。
エンジン部も撮影しました。質問には何でも答えていただけました。
実現へのハードルは高いでしょう。燃焼制御、排気ガス、水素の搭載方法などなどです。

このあたり、各種のセミナーで解説してますので、よろしければご聴講ください。

新組織のファクトリー制

トヨタの最も得意な、関連部門を一堂に会して一気に仕事も進めるスタイルです。
大部屋活動や 新車開発の主査制度(チーフエンジニア制)など数々の経験のあるマネジメントスタイルです。
これらの組織には、実は、いわゆるトヨタ以外も有機的に組み込まれていますが、これは、社外からやニュースリリースからはわからないところです。

BEVファクトリー 
5月15日から稼働してます。
車種展開としてはどれだけスピード感を上げられるかが最大のカギです。
同時に生産体制の構築スピードです。BEV専用ラインの導入の有無、バッテリーの内製(含むPPES)や調達の量も大きなポイントです。
トヨタのニュースリリースから この組織の活動内容や方向性が読み取れる部分をピックアップしましょう。

  • 「クルマ屋ならではの次世代BEV」の開発と事業を加速させる
  • 新しいパートナーとの協業を加速させる
  • ワンリーダーの下、「開発・生産・事業」全てのプロセスを一気通貫
  • 海外、ウーブン・バイ・トヨタ、仕入先と一体となる横断的な組織体制

ここには読み取れる詳細を記載できませんので、予定されているWEBセミナーで触れる予定です。本質的核心部分は、計画中の対面セミナーでご紹介します。

水素ファクトリー 
7月1日から稼働とアナウンスされています。
いわゆるモビリティ以外もターゲットにすると推定しています。たとえば、東富士で建設中のウーブンシティの一端など。
こちらも予定されている水素エネルギー関連のWEBセミナーで触れる予定です。本質的核心部分は、計画中の対面セミナーでご紹介します。

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