トヨタ生産方式・カイゼン 導入のハードル

これまで、セミナーでは詳細にご紹介・解説してきましたが、こちらのブログでもトヨタ生産方式やカイゼンに関して、実体験をベースにした情報を発信していきます。

導入のハードル

導入とともに維持・継続も極めてハードルの高いところです。 トヨタ生産方式の2本柱、「自働化」「ジャストインタイム」を確実に理解し、その実践に向けた活動の継続が必要です。

しかし、そもそも2本柱を理解していない極端なケースでは、その存在を知らないという状況もあります。2本柱の実践は『超』理想状態になって初めて実現できるものです。理想と現実の差異を日々見える化して、そのギャップを埋めるために、差異の本質原因を5回のなぜで追求しカイゼンし続けることが必要です。

さてさてハードルのお話です。

まずは、本質を理解するというハードルがあります。

成果が出るためには時間がかかります。時間軸としてのハードルがあります。

効率の追求は一見すると非人道的に見えてしまうかもしれません。また、成果を享受できる人は実践している人ではなく、会社や経営者のように見える場合もあります。会社トップから現場の第一線までの信頼関係というハードルがあります。

規範や標準的な手順を作成し、愚直にやり続ける必要があります。忍耐力のハードルがあります。

基本は知恵を絞って、金銭的投資ミニマムで対応します。着眼発想、創造性のハードルがあります。

金銭的投資はさほどではないかもしれませんが知恵を出すためには、人的投資、すなわち検討のための時間が必要です。人的余力の確保というハードルがあります。

効果は定量的に評価しなければいけません。このためには冒頭からKPI評価指標の定量評価が必要です。このためには基準・標準・尺度を定義する必要がありますが、普遍的尺度選定のハードルがあります。

タイミング、立場、その瞬間の現状、それぞれに対してハードルを低くする秘策があります。

本ブログで紹介していきます。

全体を俯瞰できる参考書「トヨタ生産方式」by大野耐一

ぜひとも一度お読みいただきたい本としてのご紹介です。
名著です。なにせ、トヨタ生産方式の生みの親とも言える、大野耐一さんの著作ですから。

トヨタ時代にもしばしば話題になった本です。時には、「高原さんも、まずは『トヨタ生産方式』をお読みになったらいかがですか」などと言われてしまうくらいに、当たり前に読んでおくものです。トヨタ生産方式の真髄、思想がわかります。それと同時に、逆説的な理解なのですが、世の中でトヨタ以外でトヨタ生産方式が根付かない、実践できない理由もよくわかります。

なお、トヨタ生産方式を学ぶ人の最初の一冊としてはハードルが高いかもしれません。大野耐一さんが実践してきたトヨタ生産方式の集大成、思想のまとめとなっています。この点は、前書きでも、「考え方に重点を置いたため、具体的な実施例をあまり載せられませんでした。」と書かれています。多少勉強した方、さらには実践しているが成果が出ない、迷いがある際にはぜひお読みください。

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トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして | 大野 耐一 |本 | 通販 | Amazon

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