自動運転バス @韓国ソウル スタートアップSWM社
昨年9月ソウル市内3か所で自動運転バスを調査・試乗しました。
大型バスによる自動運転に関しては既に報告済みです。
自動運転バス @韓国ソウル 旧大統領府付近周回の大型EVバス
また、同じ車両による深夜の自動運転に関してもレポートしました。
今回は昨年9月ソウル市内3か所で自動運転バスを調査のうち、スタートアップSWM社による自動運転をレポートします。
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ソウル特別市主体の自律走行自動車の導入活動
2021年に制定した「ソウル特別市自律走行自動車の試験運行地区の運営及び支援条例」に基づき、ソウル市内数か所で運用されています。昨年9月の現地出張調査の段階では以下の4社にて6ルートで実証試験中でした。
実証段階から徐々に実用化に向かっているようです。早朝や深夜などの一般交通機関が無い時間帯からの導入が検討されています。
特徴としては、主たる参画企業はスタートアップであり、また、企業間の不整合や実用化課題やインフラ整備は、ソウル特別市が主体的に対応するという点です。ソウル市だけでも全人口の1割が集中しており、周辺のインチョン市や京義道を含めた首都圏では、実に人口の5割以上が集中しています。その点から、ソウル市の取り組みは韓国を代表する取り組みと言えるでしょう。
3か所での調査・試乗
以下が調査地点3か所です。
スタートアップ3社が対応していました。いずれも車体の改造(あるいは開発)、自動運転システムの構築、日々の運行までのフルサービスです。
調査に際しては知人のキムさんに事前調整や当日の調査動向を依頼しました。調査中にもトラブルが発生しました。キムさんの協力があったからこそ充実した調査ができました。
写真 左がキムさん 右が当社代表の高原 中央の背中のみの方はSWM社のエンジニア
②SUM社による自動運転バスに関してはすでにレポート済みですので、ここでは、①SWM社に関してレポートします。
SWM社
歴史が古く、スタートアップとしては従業員数も多い会社です。所在地は、私が韓国勤務の際に住んでいたところからほんの近くでした。
SW Mobility
- 設立年: 2005年
- 従業員数: 約150人
- 京義道安養市
- 主な製品:
- 2014年~ 自立走行・経路生成
- 2018年 自律走行車システム Armstrong™を発売
自動運転コースとその道路状況
ソウル市西方、デジタルメディアシティ(DMC)周辺を右回りで約2.5kmを周回するコースです。
アプリ「 TAP!」での その場予約によるオンデマンド走行です。有料2000wonで、おそらく、TAP!内でクレジット決済されているようでした。
以下は、アプリTAP!の画面例です。
右側通行の韓国では右折では道路を横断しませんので、自動運転のハードルが下がります。先にレポートしてSUM社の景福宮周回も同様の右回りでした。
片側3~4車線です。以下の写真の印象よりも走行車両はかなり多い状況でした。
韓国の特徴として路駐が多いのですが、自動で退避し車線を変更します。また横断歩道を横切る歩行者も相当の数です。実際に、乗車中も徐行進行中のすぐ前を横断する人がおり(これも韓国の一般的状況)車両は急停車、横断者がいなくなると自動で発進します。
なお一部スクールゾーンがあり、その区間は手動に切り替える必要があるとのことでした。
SWM社 KIA製SUV改造による自動運転車両
KIA製 Carnival 2022モデルをベースに改造してます。3.5l V6のガソリン車で現地価格、邦貨換算で320~440万円です。
3列シートです。写真は最後部3列目からの撮影です。
車内には乗客向けのリアルタイムモニター画面があります。
自動運転状況、認識した周辺車両状況などが表示されます。ソウル市内で乗車した他の自動運転車両、あるいは2022年に大阪で乗車したJPN TAXIベースの自動運転車両も同様でした。
搭載センサー類に関して以下にまとめました。
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