『豊田章男を社長にした男』
『豊田章男を社長にした男』は副題です。主題は『トヨタ中国の怪物』(児玉博著 文藝春秋、2024年刊)
トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男 | 児玉 博 |Amazon
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実におもしろい
amazonのビジネス・経済の全体売れ筋ランキングでの上位で、中国の経済事情の売れ筋ランキングではベスト1です。児玉博氏が、本書の主人公の服部悦雄氏、副題の『豊田章男を社長にした男』に長時間インタビューの上での執筆です。その意味ではドキュメンタリーなのでしょうが、小説仕立てでそのストーリーにのめり込んでしまいました。
豊田章男氏の中国ビジネスと大成功に導く内容もさることながら、中国の戦後から文化大革命、紅衛兵の出現や、共産党の政争などの前半部分も実に面白い。
しかも、偶然出会って児玉氏の日本帰国のきっかけにもなった残留孤児は山崎豊子の「大地の子」のモデルになったり、帰国後の外務省担当者がのちの加藤の乱で失脚した加藤紘一氏であるなど、本筋ではないにも関わらず、興味深い内容が多々出現することも驚きです。
超お勧めの一冊です。
第2章から5章までは中国の暗黒の戦後史を生々しく体験したお話、
第6章以降は、トヨタ中国ビジネスを成功に導き豊田章男氏の社長就任を間接的に後押ししたお話とともに、トヨタ時代のビジネスの困難さ、はたまた豊田家に触れているなど、内容も多岐にわたります。
しかし、何といっても小説仕立てで どんどんと読み進めてしまうほどの傑作です。
トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男 | 児玉博 |本 | Amazon
併せて読みたい三冊 「トヨトミ」シリーズ三部作
もちろん こちらはフィクションです。
世襲は3部作の最新作です。最初に出版された「トヨトミの野望」に関しては、前述の本『トヨタ中国の怪物』の冒頭で、児玉氏が怒りをあらわにして「迷惑した」と語っています。
シリーズ一作目
シリーズ二作目
一冊目、二冊目は文庫版ですので安価にお求めいただけます。
まだお読みでない方は、三冊まとめ買い、一気読みをお勧めします。
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