K2022 Preview ALTAIRプレゼン

2022年10月19日から26日までの8日間
ドイツ デュッセルドルフにて3年おきに開催される
世界最大のプラスチック・ゴムの展示会
K2022が開催されます。

プレゼンレポート7回目はALTAIRです

ソフトウエア&エンジニアリングの会社であるAltairの参加に注目しました。
自動車メーカー勤務時代は、樹脂部品開発のデジタル化に取り組みましたが、その際の有限要素法のメッシュ作成のメインのソフトが、AltairのHyper Meshでした。
同社は、その後、最適化手法や、開発スルーのデジタル評価へ発展しています。

K2022のテーマが、循環経済、デジタル化、気象変動対応であり、ちょうど、デジタル化に対応する企業です。
ただ、プレゼンはそれだけにとどまらず、3テーマすべてに関連するものでした。

対応領域としては、材料データ、材料の仮想開発、サスティナブルなプロセス最適化、製造工程の最適化、そしてデジタルツインと、樹脂バリューチェーン全域となっています。

材料物性の生データから解析用のデータへのFittingはノウハウが必要であり、また手間のかかる業務ですが、M-Base社を買収した強みを生かし、材料データベースの提供が提案されています。 
同社のソフトでの解析の利便性が大幅に向上するものと期待されます。

また、成形設備付帯メーカのmotanとの協業のカーボンフットプリントをバリューチェーンとして算出するという取り組みは、デジタルに強い同社と現場に強いmotanの強み同志を生かした取り組みのようです。

講演後、「樹脂は温度変化に鈍感だからリアルタイム実空間と仮想空間を結び付けるというDigital Twinは無理ではないか?」との質問に対しては、「(AIを活用し)過去データからの学習的予測アルゴリズムとリアルの組合せで可能」とのことで、いかにもデジタルソリュ―ジョンの会社からの意見でした。

なお、全体を通したまとめレポートは月刊「プラスチックス」10月号に掲載予定です。

開催内容確認や入場券オンライン購入などは、以下からのアクセスが便利です。

https://www.k-online.com/

次回は、大学発のスタートアップ、ioniqaのPETケミカルリサイクルに関する報告です。

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