コカ・コーラのリサイクルPETボトル

6月5日付けの日経朝刊に、「2面見開き」でのコカ・コーラの全面広告が載っていました。100%リサイクルPETを使用することで、炭酸ガス発生量を60%削減するという広告です。

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カーボンニュートラル対応としての消費者へのPR、ブランド価値向上も狙い、消費者に直結する商品では、このようなPRが盛んです。

たとえば、同じ飲料業界のサントリーは、PETリサイクルの際に、フレーク状に破砕したPETボトルを直接溶融して成形するという、ダイレクトリサイクル法を活用し、フレークを溶融しペレット化するためのエネルギーを削減しています。ライオンと花王は協業して洗剤容器の水平リサイクルに取り組んでいます。

日経掲載のコカ・コーラの全面広告

6月5日付けの日本経済新聞に、次のような広告が掲載されていました。

小谷真生子さんと日本コカ・コーラの社長の対談形式の広告です。

「CO2を、約60%カット」というキャッチコピーが目を引きました。

リサイクルPETボトルのコーラが普通に売っている

翌日、コンビニで見かけました。早速購入してみました。 当たり前ですが、一般のコカ・コーラと何も違いません。

ラベルに、「リサイクルしてね 100%リサイクルペット」と記入してあるだけです。

業務用ペットボトルのリサイクル率向上のために
この話題は、コカ・コーラに限ったことではありません。
業界全体としての団体活動の成果です。

ご存じのように、日本ではPETボトルのリサイクル率が世界トップレベルです。
これは主に自治体による家庭からの回収率が高く、回収品の質も良いことによるものです。

皆さんも空のペットボトルをリサイクル回収に出すときに、キャップを外してラベルを剥がし、さっと水洗いしますね。

一方で、業務用は業者が回収していますがその質が高くなく、リサイクル推進の課題でした。
業界団体での消費者アンケートや街頭調査の結果、自販機横の回収ボックスが、ごみ箱と勘違いされている割合も高いことがわかりました。また、上から投入するために、通りすがりにごみを入れる例も多かったそうです。

この対策として、ごみは入れにくいが、ペットボトルは投入可能であり、ボトルのリサイクルボックスであることがわかるようにカイゼンされました。

写真と動画は、当社近くの自販機に設置されたものです。

灰色の部分に下から入れるような構造です。ペットボトルが投入しやすくなっています。

近々開催予定の当社担当セミナーでは上記に関連した内容に触れる場合があります。予定されているセミナーに関しては、以下からご確認ください。

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