トヨタのEV  2026年 10車種 150万台で大丈夫?

2023年3月 トヨタ自動車 技術本館前

佐藤新社長から今後の方向性が発表されました。

2026年 10車種 150万台 北米でも生産
日経朝刊ではかなり好意的な書き方ですが、うーん、大丈夫?

これまでの当社レポートを交えながらの 辛口(スミマセン)気味のコメントです。

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トヨタの社長が代わって、佐藤新社長から今後の方向性が発表されました。発表スタイルは豊田章男前社長と同じですね、歩きながら身振り手振りで、特に、大きく両手を開いて・・・
このスタイルの背景はまた別途レポートするとして、発表内容に関連する当社サイトのこれまでのレポートを振り返ります。

2023年4月 トヨタ自動車本社 事務本館

写真は、先週撮影しました。
たまたまの角度とタイミングなのですが、
右に進むのか、まっすぐか、左か、まさに右往左往していて、ついに赤信号が・・・と暗示しているのかも。

トヨタの発売済みBEV専用車へのコメント

レンタル専用のマイクロEV C+podは調査対象外です。

bZ4X

トヨタ初の本格EVです。
2回試乗しました。2回目で初めてその真の実力に触れました。EVらしい爆発的加速です。
TOYOTA 電気自動車(EV)bZ4X 試乗2回目 出足俊足!

ただ、このレポートにマイナーなコメントが来ています。
実用的な使用に対しては耐えられないと・・・の厳しいご意見でした。
充電回数制約があり充電を繰り返す長距離運転には不向きで、日々の近場でしか使えないんだそうです。

だったら、日産のサクラで十分ですね。
サクラ 試乗

bZ3

昨日の発表では、2026年までに中国でも2車種発売と発表していました。

ということで、bZ3について。

中国での初の本格EVです。
BYDとの合弁開発会社による車で、まもなく中国での販売が始まるはずです。
トヨタのEV bZ3 中国で公表

中国本国のEV通(現地メーカのEV開発担当)からのコメントが辛辣です。
「何も新規性が無い、遅れてきたEV。中国各社のEVのほうが魅力的」
補助金がなくなって、中国各社でもEVが苦戦し始めた昨今、売れ行きが気になります。

2026年 10車種 150万台 と発表

他社の現状から見ると、上記目標でも出遅れ感があります。

2022年の各社実績(数値は各種発表ベースの当社推定)
2022年年間 グローバル BEV(電気自動車)販売台数

テスラ

2022年販売実績 130万台 わずか4車種ですので、極めて効率がいいですね。

BYD

BEVだけで70万台(PHEVを含めた新エネルギー車では世界TOP)
王朝と海洋シリーズで効率的に車体を使い回してます。
実車3車系を見ましたが、部品や車体組み立て共用化も徹底してます。
BYD関連レポート

Hyundai

EV専用のプラットフォームE-GMPを使って、昨年までに5車種発売済みで、ことしも2車種程度追加を推定しています。
他に、ガソリン車とのプラットフォーム共用車も3車系程度併売してます。

2022年の台数実績は35万台強。欧州中心に人気です。
Hyundai IONIQ5(アイオニック5)2022年年間

表は2022年EUでのBEV販売TOP12


昨年開設したインドネシア工場からのEV輸出も本格化します。

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