まもなく、トヨタ自動車の株主総会

出典:画像はすべて同社招集通知から

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今年はリアルで参加できそうですね。会社側もそのように予測しており、会告案内を見ますと例年以上に近傍のリモート会場を確保していました。

今年の注目点です。

1.佐藤新社長と豊田会長のご発言内容

新社長の佐藤さんがどのように発言するのか、一方で会長発言がどの程度の割合を占めるのかがポイントです。新社長に全面的におまかせなら佐藤社長のオリジナリティある采配が期待できます。さらにそのご発言が自信あるものであれば、自己の発想や思いと推定でき、今後の方向性が変わるかもしれません。

2.株主提案の定款変更 気候変動対応

第4号議案です。
欧州の年金運用3社が出した気候変動対応を定款に織り込む件に対してトヨタがどのように対応するのかが注目点です。この辺りは、総会で生に聞かないと、発言の内容のすべても把握できなければ、雰囲気も感じ取れません。
なお、アメリカの議決権行使会社は、株主提案への賛成を推奨しています。
現時点では普遍的テーマとなっている気候変動対応であるが、20-30年というスパンでは「はやりすたりの有る」テーマであり、定款になじまない気もします。

定款変更としては、今年のイオンの定款(基本理念)の変更内容が斬新でした。
私企業たるイオンの存在意義を、その創業時の精神から具体的に、しかもかなりの長文で定款に織り込んでいます。以下の写真は、イオンの株主総会招集通知の該当部分です。

3.組織TOPでの女性比率が、わずか2%

こちらも株主総会で話題になる点ではないと思いますが、株主招集通知書の最終頁、組織体制TOP46人中、女性は、最後の大塚さん一人だけです。具体的に女性の部長や部門長などのご活躍を聞いていますので、もっとたくさん活躍している印象を持っていたのですが、意外でした。社外(銀行や弁護士等)からではない、生え抜きの女性役員誕生を期待したいところです。

株価が冴えない

この1年の株価が冴えないですねえ。日経平均が+15%に対して、トヨタは-9%です。

配当が1.8%と高いものの、株価としては、目減りが目立ちます。EVにも出遅れているし、海外投資家からは魅力が見えないのでしょう。

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