2023年9月、韓国の現地にて自動運転バス（現地では自律走行バスと呼んでます）とロボタクシー（当時は自動運転バスの一種の扱い）を調査しました。以下のようにレポート公開しました。
前回調査のサマリーは以下から。
一年半後となる今回、現地にてその進展状況を調査しました。
先に”韓国オリジナル技術によるロボタクシー 現地で乗車調査しました "と報告しています。
このレポートでは深夜自動運転バスの調査報告です。
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今回の前身となる自動運転バス 青瓦台・景福宮 周回の大型EVバス 2023年9月調査
前回の調査状況です。ソウル市北部の大統領府付近を定時運航で周回していました。1周 約2.5kmを13分、最高時速40kmで走行します。
自動運転バス ＠韓国ソウル 旧大統領府付近周回の大型EVバス
ソウル市中心部を東西に走る深夜自動運転バスで運用中
我々が上記取材した約3か月後の2023年12月から深夜自動運転バスとして実用化が始まっています。東大門駅⇔合井駅のバス専用レーン9.8kmを往復します。
今回の乗車取材は西の出発停留所「合井（ハプチョン）駅」から、東の終点「東手門（ドンデムン）」の一つ手前の停留所までです。
出発駅付近の状況です。時刻は午前零時半頃です。
停留所には各方面行きの案内が表示されます。右上が今回乗車の深夜バスA21路線です。なお、停留所の表示には自動運転バスであることは表示されていません。なおA21のAは自動運転を示しています。
定刻の午前0時40分直前にバスが到着。
この停留所発です。われわれ3名だけの乗車でした。途中で乗り降りがあり、のべ10人程度の利用でした。
写真は、このバスの経路を聞いているお客さんです。
運転席および乗車口後部には、保安管理者が着座しています。
前部上方には大型モニターがあります。左上に、自動運転の状況、速度、信号連動情報が表示されています。中央には大きく次の停留所が表示され、下部には走行位置が示されます。
途中乗車の乗客も自動運転を全く意識していません。自動運転バスに慣れているというよりも、（運転席には安全管理者が直座していることもあり）自動運転バスであることに気づかないようです。
ソウル中心部を南北に26km走行する早朝バスも運行中
深夜バスの他に、早朝バスも運行されています。基本的な仕組みは深夜自動運転バスと同じです。今回は、時間の関係で乗車調査は実施しませんでした。
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