技術
ヒケ不良と対策(3)

冷却固化の際の体積収縮分を補うために樹脂を供給し続ける必要があります。このための樹脂補給流路を確保し続けることが重要です。 部品設計の際、基本的には、流動端末となる樹脂の最終充填部位からゲートに向かって徐々に板厚が厚くな […]

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技術
ヒケ不良と対策(2)

前回、PVT特性のグラフをご紹介しました。これを活用しながら、体積変化挙動を考察します。下図は、前回の図に、私が(赤色部分を)加筆しております。 代表的な成形条件は、   PSの場合、樹脂温度200℃、射出圧力80MPa […]

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技術
ヒケ不良と対策(1)

反り変形とともに、成形品品質で悩ましいのがヒケです。特に意匠部品の場合、対策に苦労します。 自動車のバンパー、正確には、バンパーカバー、すなわち、   衝撃吸収能力は持ち合わせておらずに、単なる表面のカバーで意匠品となる […]

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お知らせ
トヨタとサムスンの違い(5)

今回は博士号についての話題です。 何度か触れてきたように、サムスンとは企業集団で、我々日本人が認識しているサムスン電子は、そのうちのひとつの構成会社です。もっとと、グループの売り上げの半分以上を占め、主要経営陣を排出した […]

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技術
反り変形の対策(3) データの取得その2

前回は、反り変形のデータ計測として成形開始事前での特徴把握に関してご説明しました。ここで特徴が見つかると比較的原因究明が楽になります。そうではないケース、すなわち成形したものすべてで変形が認められる場合、あるいは突発的に […]

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脱炭素社会
トヨタのFCVがやり玉に?

昨日(6月29日)付けの日経XTECHの記事「米中対立はトヨタFCVに飛び火するか、くすぶる中国への技術移転リスク」に注目しました。トヨタはFCVの大きな市場として中国に着目していることはこのブログでも触れたところですが […]

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お知らせ
トヨタとサムスンの違い(4)

あきらかな違いは業務指揮系統です。トヨタはピラミッド型、サムスンは垂直統合型です。なお、もう一社経験した自動車メーカA社は文鎮型でした。3社を比較すると図のようになります。 なお、トヨタとサムスンの差というだけでなく、日 […]

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技術
反り変形の対策(2) データの取得 成形開始時

変形量の定義ができましたので、実際の反り量のデータを取得します。 日々の製造の際のデータを取得します。その方法をご説明しましょう。 まずは、生産開始から連続で計測します。その日の生産開始から、あるいは金型交換し生産再開か […]

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お知らせ
トヨタとサムスンの違い(3)

トヨタ自動車はその名の通りに、自動車メーカです。昨今、100年に一度の危機として変革を図っています。モビリティカンパニーと称して、メーカから輸送や移動のすべてまでを対象とした会社への脱却です。それでも所詮、輸送機器から輸 […]

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お知らせ
トヨタとサムスンの違い(2)

在宅勤務の評価をどうするかが話題となっています。成果の客観的な評価指標を明確にする必要があると言われています。 さて、トヨタもサムスンも従業員の評価プロセスや指標は明確となっています。期初にコミットし、期末に上司と自分で […]

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技術
反り変形の対策(1) 変形量の計測

対策の入り口は反り変形状況の定義です。問題状況から、それに見合った定量的変形量定義を考えます。 (1)反り変形で組み立てができない場合組み立てを阻害している部位の変形量を計測します。図のように、ボス位置がずれているなら、 […]

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話題
東北を元気に!

盛岡生まれ、仙台育ち、大学は山形市で、博士号は米沢。 というわけで、東北の地を離れて40年となった今でも、一方ならぬ思いがあります。 自由な時間が増えつつある今、東北を元気にするために、何ができるかを考えています。 モノ […]

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話題
日本は、ヤバいよ、ヤバいよ!

これからはデジタル開発とデジタル製造が融合し、まさにデジタルツインの世界に向かうものと思われます。デジタル開発とは単なるCADやCAEだけではなくそれらを融合し、さらに各種の「事実」を織り込み、仮想的な開発です。本田技術 […]

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話題
トヨタとサムスンの違い(1)

いろいろな違いがありました。思いつくままに書いていきます。 第一回目は、社内コミュニケーションの国際性について。 トヨタ本社での業務は当たり前のように日本語です。海外と関連する場合は英語、ないし現地語となりますが、基本、 […]

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話題
日本の危機、日本の未来

昨日の日経朝刊に、シーメンスのデジタルビジネスの件が、「未来の工場」は変幻自在とのタイトルで掲載されていました。事例としてはポルシェの電気自動車車用新設工場ではクルマの搬送はコンベアではなく、AGVによるとありました。将 […]

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技術
成形品の反り変形

反り変形には大変に苦しみました。そのおかげで、反り変形に関しては、それなりの専門家となってます。学会誌に反り変形の解説を書いたほどです。 「反り変形現象の抑止技術」 成形加工、20、724(2008) 反り変形は射出成形 […]

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話題
トヨタ時代最大のピンチ

今月、新しいハリアが発売されますが、今回のブログの話題は2代前のハリアの量産開始直後のことです。ちょうど20年前の事になってしまいました。担当していた内装部品の不良率が異常に高く、車両生産台数分の成形ができないという、ま […]

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話題
サムスンのTOPに逮捕状請求 第一毛織

サムスンの実質的なTOPである、李在鎔サムスン電子副会長に逮捕状が請求されたとのニュースが流れています。このニュース、元サムスン社員としては解説するポイントがたくさんあります。逮捕状の絡に第一毛織とは、私が勤務していた会 […]

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脱炭素社会
トヨタ 中国で燃料電池車の共同開発会社設立

昨日のブログで、中国でのトヨタの燃料電池自動車からは目が離せないと書いたところですが、早速今朝の日経に、トヨタが開発合弁会社を設立するとの記事が掲載されてました。合弁相手が、北京汽車、第一汽車、広州汽車といった政府系の主 […]

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脱炭素社会
次世代車の普及

2016年頃、上海郊外のある会社を訪問した際のことです。訪問先の会社の周辺で駐車場を探していたところ、車がまばらにしか止まっていない場所がありました。新しいアパート群に併設した路肩駐車場の一角です。しかし駐車できませんで […]

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技術
カイゼン活動の主役は誰?

あなたが製造を担当している工程でカイゼン活動が始まりました。カイゼンのプロと言われる人たちがライン側に来て、何やら調査を始めました。 あなたはどう感じますか? 落ち着かないですね、場合によっては不安を通り越して反発も感じ […]

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技術
トヨタ生産方式の導入はなぜ難しい?

トヨタ生産方式(TPS=Toyota Production Sysytem) は実によく話題になります。 しかし、いざ導入しようと思うとかなりハードルが高いものです。実は、トヨタ時代は、TPSをあまり意識しませんでした。 […]

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